2010年の初詣は、千葉県香取市にある香取神宮を訪ねました。昨年の鹿島神宮に引き続き、東国三社の1つであり(もう1つは息栖神社)、下総国一宮でもあります。
これは帰宅後調べて分かったのですが、香取神宮は全国でも数少ない勅祭社、祭礼に際して天皇陛下より勅使が遣わされる神社だそうです。最上格の伊勢神宮の他に、現在は全国で16社あります。関東では、この香取神宮の他、明治神宮、靖国神社、氷川神社、そして鹿島神宮があげられるのみ。神社にも様々なステータスがあるものです。なかなか体系的に頭に入ってきません。神話をしっかりと頭に叩き込まなければなりませんね。
さて、社格が高いからでしょうか、小ぢんまりとして特筆すべき外観もない社殿なのですが、参拝客が後を絶ちません。三が日には50万人以上が参拝するそうです。僕も信じていない神に対して祈るのはどうかと思いながらも、しっかりと手を合わせ今年1年分頼み込みました。引いたおみくじは小吉でした。
ところで、初詣の大きな楽しみの1つは屋台での買い食いなわけですが、香取神宮でも参道にずらっと屋台が軒を連ね、気持ちを昂ぶらせてくれました。迷った挙句お好み焼きとじゃがバターを食べたのですが、的屋が片手間で作ったものでもロンドンで鍛えられた舌にとっては十分に美味しく感じられます。
そうそう、自宅でたこ焼きを作ると、よく「わぁ、屋台のたこ焼きみたいに美味しい!」と言われますが、間違ってもこれは僕にとって誉め言葉にはなりません。材料が全然違うのだから、屋台のものよりも格段に旨いはずです。
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